日本の法律で石綿とは、繊維状をしたアクチノライト、アンソフィライト、アモサイト(茶石綿)、クリソタイル(白石綿)、クロシドライト(青石綿)、トレモライトの6種類であると定義されています。また、これらのものを0.1%以上含まれている建材を「石綿含有建材」とよび、特別な管理が求められています。
石綿は、日本の経済・産業の発展とともに大量に輸入されていました。ピーク時は年間35万トン以上もの石綿が輸入されており、これまでの総消費量は1,000万トン以上になるそうです。石綿は、耐久性、耐摩耗性、耐薬品性、絶縁性、断熱性、吸音性に優れていたため、輸入されたものの8割以上が建材に使用されていたといわれています。※1
2012年に石綿の使用が全面禁止となり、現在は石綿を使用した新たな製品は流通していません。しかし、既に建っている建築物には、石綿が使用されている箇所が数多くあります。どの部分に石綿が含まれているかは、知識と経験を持った者が見なければ、判断できません。また、書類調査と目視調査だけでは判断できない場合もあり、その際は分析を行う必要があります。
弊社では、石綿の調査から分析まで承っております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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独立行政法人環境再生保全機構webページ